じんましん

じんましんとは、皮膚が突然赤くくっきりと盛り上がり、少し時間が経つと跡形もなく消えるという症状のことです。

かゆみを伴うことが多いのですが、チクチク痛んだり、焼けるような感覚があったりすることも。

原因は食物のアレルギーだったり、植物や昆虫に触れたり、感染症だったり、他の疾患だったりと様々であるため特定が難しい症状です。

検査
血液をとってアレルギー検査を行います。

治療
抗ヒスタミン薬の内服を行います。また、原因物質との接触、摂取を避けていただきます。

尋常性乾癬

尋常性乾癬とは、紅斑(真皮内で血管拡張や充血が起こって赤くなる状態)ができて皮膚の表面が銀白色の細かいかさぶたで覆われ、それがフケのようにはがれるという症状の病気です。身体のどこにでもできますが、特に肘、膝、東部、腰回りなどの擦れる場所に多く見られます。また、関節痛を発症する場合もあります。(関節症性乾癬)

原因として、遺伝的要因に加え環境因子(不規則な生活、ストレス、肥満、感染症など)が加わったときに発症するとされています。

治療
外用療法、内服療法、光線療法を行っております。

・外用薬・・・ステロイド概要、活性型ビタミンD3外用

・内服薬・・・ネオーラル®、チガソン®、オテズラ®

・注射薬・・・生物学的製剤

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、ウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひらや足の裏に見られる皮膚の病気です。手足の他に、スネやヒザなどにも出ることがあります。

原因として、喫煙、細菌感染、虫歯、金属アレルギー、ストレスが挙げられますが、症状の7割以上が原因不明だとされています。

治療
禁煙、病巣感染の治療
ステロイド外用薬、ビタミンD3外用剤

たこ・うおのめ

たこ・うおのめは、角質が厚く硬くなった部分のことをそう呼びます。特定の部分に圧力がかかり、皮膚が刺激されることで生じるものです。合わない靴を履いていたり、足趾の変形(外反母趾、内半小趾)により出てきたりします。

治療
直接的には、分厚くなった角質を削ることで処置します。他に、シールタイプの外用薬があります。

しかし、それだけでは再発の可能性がありますので、そもそもの原因を取り除くために、圧迫や摩擦を避ける必要があります。足に合った靴を選び、中敷きを入れることでそれらが軽減されます。

ヘルペス

口唇ヘルペスとは、唇やその周囲に水ぶくれができる病気です。3~5日程度でかさぶたができて治癒します。ニキビや口唇炎との違いは、チクチクと痛みを伴うことです。水ぶくれになっている状態のときに触れたり、唾液が飛んだりすることで他人にうつすことがありますので要注意です。

この病気の原因は、単純ヘルペスウイルスによる感染です。

治療
抗ウイルス薬の内服・外用により、5日程度で治癒に向かいます。再発を防ぐには疲れやストレスを溜めないようにすることが第一です。

帯状疱疹

帯状疱疹とは、水ぼうそうと同じウイルスで生じる皮膚病です。

身体の左右どちらかの神経に沿ってピリピリと刺すような痛みを伴って、赤い斑点と水ぶくれが帯状に出てきます。

原因はウイルスですが、加齢や疲労、ストレスによって免疫力が下がったときに発症するほか、糖尿病やがんなどの免疫力を下げる病気も帯状疱疹を引き起こすきっかけになります。

合併症として神経痛を発症したり、顔に出た場合は角膜炎や結膜炎などの目の症状が出たり、耳鳴りや難聴などの耳への影響が出たりしますので、症状が出た場合は早めの受診をお勧めします。

治療
抗ウイルス薬の内服、外用薬。神経痛を和らげる鎮痛剤の内服。また、ワクチン予防により、発症を抑えたり、症状を軽減したりできますのでお気軽にご相談ください。

やけど

医学用語で熱傷といい、皮膚に熱源(熱い物体、炎など)が接触することにより、皮膚や粘膜に障害が起こる外傷のことです。受傷部位に痛みを伴う赤み、水ぶくれが生じます。

熱傷はその深さによって、3段階(1度、2度、3度)に分けられ、それぞれ表皮まで(1度)、真皮まで(2度)、皮下組織まで(3度)という基準があります。

治療
受傷直後に、水道水や氷などで冷却してください。この段階での処置で治癒が大きく違ってきます。浅いやけどの場合は診断後ステロイドや抗生物質の塗り薬を用います。深いやけどの場合は切除手術が必要な場合もあります。

手荒れ

乾燥によって角質の柔軟性が損なわれる『ひび』『あかぎれ』。水仕事をする方に多く見られる慢性刺激性皮膚炎や、消毒液やゴム手袋へのアレルギー反応で生じる皮膚炎(アレルギー性皮膚炎)では皮膚にかゆみや発疹、炎症が起こります。

治療
ステロイド外用薬と保湿剤、ステロイド含有テープ剤。かゆみが強い場合、抗ヒスタミン剤の内服薬を併用します。

湿疹

湿疹とは皮膚の表層(表皮、真皮上層)に生じる炎症の総称です。皮膚炎とも呼ばれます。

皮膚が赤くなる、ブツブツや水ぶくれができるなどが主な症状で、かゆみを伴うこともあります。

湿疹の原因は、敏感肌や乾燥肌、アレルギーといった体質によるもの、服など身につけているものが擦れることによるもの、発汗によるものです。他にも、薬剤やウイルスへの反応だったり、自己免疫によるものだったりと発症原因はさまざまですのでカウンセリング時に医師やスタッフにお尋ねください。

治療
かゆみを抑える内服薬、保湿剤。炎症を抑えるステロイド外用薬。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、強いかゆみを伴う湿疹が発症、治癒を繰り返す病気です。

アレルギーを起こしやすい人、皮膚のバリア機能が弱い人(天然保湿因子やセラミドの不足・異常)に多く見られます。

検査
ダニ・ハウスダスト、ペット、花粉、真菌などへのアレルギー反応があるかを血液検査で調べることができます。

治療
アトピー性皮膚炎の治療は大きく分けて、①皮膚バリア障害の改善、②アレルギー反応の抑制、③悪化因子の除去、があります。主に、①は保湿治療、②は抗炎症外用薬の使用、特にプロアクティブ療法、③は生活環境の改善です。

かぶれ

皮膚のかぶれとは、何らかの物質が皮膚に接触・付着することにより発症する、湿疹性の炎症反応のことです。接触皮膚炎ともいいます。症状として、かゆみや赤み、水ぶくれなどがあります。

検査
身の回りにあるあらゆる物が原因となり得ますので、原因物質の特定には、問診やパッチテストでの診断が必要となります。

治療
原因物質が特定された場合、それと接触しないようにします。

短期的にステロイド外用薬を使用します。かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬を併用することもあります。

虫さされ

虫さされとは、読んで字のごとく虫にさされることで、皮膚に痛み、腫れとかゆみを伴います。虫の持つ毒成分や唾液成分に反応した身体の抗体が、ヒスタミンなどのかゆみの原因物質の分泌を誘発することにより炎症やかゆみなどの皮膚炎を引き起こします。また、毒成分の注入による物理的な刺激、化学的な刺激により炎症が生じ、それが痛みの原因になります。

治療
赤みやかゆみが強い場合はステロイド外用薬、抗ヒスタミン薬の内服が有効です。

アレルギー

アレルギーとは、原因物質が肌に接触・付着することでかゆみを伴う皮疹が生じるものです。わかりやすいものでいうと金属製のアクセサリーによる金属アレルギーがありますが、原因物質は人によってさまざまであり、化粧品やシャンプーなどのヘアケア用品、衣類やそれに付着した洗剤、動植物など身の回りにあるものの多くが該当します。

治療
まずは接触皮膚炎の原因となる物質を特定するところから始めます。問診やパッチテストで特定し、それらへの接触を避けたうえで、短期的にステロイド外用薬を使用します。強いかゆみを伴う場合、抗ヒスタミン薬なども処方いたします。

フケ症

フケ症とは、細かく白い角質片が頭皮から多量に剥がれ落ちてくる皮膚疾患です。角質片が米ぬか(粃糠)のようにも見えることから、頭部粃糠疹ともいいます。原因は男性ホルモンの一種であるアンドロゲン、皮膚の常在菌、頭皮の乾燥、ストレス、ヘアケア用品(シャンプーなど)が合っていないことなどが挙げられます。

治療
症状が軽い場合、ケトコナゾール(抗真菌薬)を用います。症状が重い場合、短期的にステロイド外用薬を使用します。かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬を処方いたします。